ASPサービスを活用して介護事務の効率アップ
これまで経理や労務などの複雑な業務は、企業内のイントラネットでシステムを構築し、ソフトウェアをそれぞれのコンピュータにインストールして活用するという方法が一般的でした。
しかし、近年はインターネットが普及したため、インターネットを経由してサービスを提供するプロパイダ(ASP)のサービスを活用する、クラウド型のビジネスシステムが一般的になりつつあります。
介護業界も例外ではありません。
介護保険報酬の請求や、利用者一人一人に合わせたケアプログラム作りなど、複雑で手間ひまのかかる業務が多い介護施設では、業務効率を上げるために、このようなインターネットを活用したサービスの利用が不可欠なのです。
低コストで簡単に使えるASP介護ソフト
例えば、ASP介護ソフトを提供している株式会社日本ケアコミュニケーションズのサービスを例にとって、どのような業務が行えるのかを見てみましょう。
日本ケアコミュニケーションズは、ASPを使ってソフトウェアや情報システムを提供する会社です。
ASPとは、インターネットを使ってソフトウェアを提供するサービスのことをいいます。
インターネットを経由してソフトウェアをASPは、急速度で伸展しており、さまざまな会社が活用しています。
なぜなら導入費用が手頃で、インターネットにつなげるだけで誰でも簡単に利用でき、請求書などもペーパーレスで即座に送れるなど低コスト・高効率を実現するサービスだからです。
ケアプランの作成から経営支援までお任せ
現在、日本ケアコミュニケーションズが提供しているサービスで特に人気の高いのが、キャンビルプラスという商品です。
キャンビルプラスはケアプランの作成から介護報酬請求、経営支援まで、介護業務・請求・経営管理といった介護業務に幅広く対応したオールマイティーなサービスです。
介護業務分野ではケアプランの作成はもちろんのこと、スタッフのシフト管理、給与計算など、各種帳票が作成できます。
さらに、請求業務では介護サービスの提供で発生する報酬を国民健康保険団体連合会(国保連)と利用者に請求する業務をはじめ、自動引き落としや国保連へ請求ファイルの送信といった請求業務がすべて行えるので、このサービスさえあれば介護事業所のほとんどの事務業務が行えるといっても過言ではありません。
経営管理分野では入金状況の管理、経営状況の分析、法人本部の一括管理などが利用できます。
このほかにも月額1000円で、国保連に請求書類を伝送できるができるケアネットメッセンジャー、介護報酬の早期資金化を実現するケアキャッシュイン、訪問看護ステーション業務を支援するココナース、アセスメントTAIのケアプランが簡単に作成でき、国保連への伝送・管理も可能なケアマネジャー支援ソフト「ケアマネくん」Neoなど、多彩なサービスが提供されています。
いずれのサービスも、複数のパソコンやタブレットから利用でき、低コストかつ短期間で導入できるのが最大の特徴です。