介護福祉士

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介護福祉士の仕事とは?

介護福祉士は介護の現場で、具体的にどのような仕事をしているのでしょうか。

介護福祉士の仕事内容を知るためには、実際に働いている人の体験談を聞くのが一番です。
介護福祉士にインタビューをして仕事内容や課題、やりがいなどについてたずねました。

特別養護老人ホームで働く40代女性Aさんへのインタビュー

Q.一日の仕事の流れは、どのようなものなのでしょうか?

A.特別養護老人ホームでは360日24時間体制で介護を行います。
スタッフが交代するときは、担当する利用者さんの状況について申し送りを受け、食事や排せつなどの状態をしっかりと聞いたうえで、介護を行います。

朝は、朝食の介助、排せつのお手伝い、バイタルチェックなどを行い、その後、入浴の介助や体の清拭などを行います。

そして食事やバイタルチェック、入浴などが終わったら、レクリエーションや趣味の活動などで楽しみながらリハビリテーションを行い、昼食の時間まで楽しい時間を過ごします。

昼食時には食事の介助を行います。
そして昼食後は、それぞれ自由に過ごしていただきながら、健康相談などを受け付けています。
また、利用者の状態に合わせたケアが行えるよう、何か変わったことはないかなどをコミュニケーションを取りながら、チェックします。
おやつの時間を挟んで午後の時間が過ぎると、夕食です。
夕食後は口腔のケア、排せつ介助などを行って、終身の準備を行います。
そして、21時ごろには消灯となり、夜間は容態の急変がないかを見守ると同時に、排せつの介助などを行います。

このほか、定期的にスタッフ勉強会や会議なども行われています。

Q.介護福祉士の仕事は大変だと聞きますが、実際に働いてみていかがですか?

A.仕事ですから、大変なこともあります。
しかしそれは、どの仕事も同じではないでしょうか?
介護の仕事といえば、おむつを替えるなど排せつの介助などのイメージが強いですが、実際の介護現場では、一人一人の状態に合わせたさまざまな介護が行われています。

特に、近年では医療分野に近い介護も増えてきました。
このため、福祉・介護だけでなく医療に関しての知識も勉強しなければならないので学ぶことが多く、新しい知識を身につけるのが大変な面もあります。
しかし、新しいことを学び、学んだ知識や技術を仕事に生かせることに、大きなやりがいを感じています。

Q.介護福祉士を目指す人に、何かメッセージをお願いします。

A.介護の仕事は大変ですが、大きなやりがいのある仕事です。
また、一口に老人介護と言っても特別養護老人ホーム、老人保健施設などの入所施設、デイケアセンターなどの通所施設、そして訪問介護などの訪問サービスと施設によって、提供する介護サービスが異なります。
高齢者医療を行う病院に勤務する介護福祉士も少なくありません。

どの職場も、それぞれにやりがいと苦労があります。
さまざまな介護サービスがあることを知っていただき、ご自分がどのような介護に興味があるのかをよく考えて、働く場所を決めることをおすすめします。

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