介護福祉士

資格:介護福祉士

資格の勉強

介護福祉士の資格を取る方法とは?

介護福祉士は、法律に基づいて認定される国家資格です。
したがって、国家試験に合格しなければ、資格を取得することはできません。
そして、介護福祉士国家試験を受けるためには、決められた条件を満たさなければいけないのです。

介護福祉士国家試験の受験資格は?

介護福祉士国家試験を受験するためには、次に紹介する3つの条件のうち1つを満たしている必要があります。

まず1つ目は、介護福祉士を養成する学校で勉強し、卒業する方法です。
学校で決められたカリキュラムを全て履修すると、国家試験の受験資格が与えられます。
この介護福祉士を養成する学校には、四年制大学、短期大学、専門学校があります。

2つ目は、働いている人を対象とする方法です。
3年以上、介護職として働いた人に国家試験の受験資格が与えられます。

3つ目は、福祉系の高等学校などで学ぶ方法です。
福祉系の高等学校や中等教育学校で、福祉に関する決められた科目を履修した場合も国家試験の受験資格が得られます。

介護福祉士国家試験を受けるには?

このように、3つの方法で国家試験の受験資格を得た人が、試験に合格すると介護福祉士の資格が取得でき、介護福祉士登録名簿に登録すると、介護福祉士と名乗れるのです。

しかし、介護福祉士の資格取得方法は法律の改正によって変更になる予定です。

まず、1つ目の条件である介護福祉士を養成する学校で勉強し、卒業する方法では、2017年度から2021年度までにこれらの学校を卒業した人は、国家試験を受けることなく、卒業してから5年の間、一時的に介護福祉士の資格が得られます。

そしてこの5年の間に次に挙げる2つの方法のうち、どちらかの条件を満たせば、5年が過ぎた後も介護福祉士の国家資格が得られます。
その条件とは、(1)卒後後5年以内に介護福祉士国家資格に合格すること、(2)原則として卒業後5年間、介護福祉士として働くことです。
また、この2つの条件のどちらも満たさなかった場合でも、介護福祉士国家試験の受験資格がありますから、いつでも国家試験を受験でき、それに合格すると介護福祉士の国家資格が得られます。

2022年度以降からは、卒業生全員に介護福祉士国家試験の受験が義務付けられ、国家試験に合格しなければ介護福祉士の資格は取得できなくなります。

次に、2つ目の条件である働いている人を対象とする方法の場合、2017年1月の試験から実務者研修と呼ばれる研修を受けた人に、国家試験の受験資格が与えられます。

そして、3つ目の福祉系の高等学校などで学ぶ方法では、2016年度から2018年度までに入学した人のみに実施され、それ以降は
実務者研修課程などを修了するなど、条件が変わる予定です。

介護福祉士として登録している人は、2015年1月末で129万4,715人です。国家試験は年に1度実施され、合格率は60%前後となっています。

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