介護事務の業務内容とは?
介護事務として介護事業所などに就職した場合、具体的にどのような業務を行うのでしょうか。
介護事務の仕事内容ややりがいなどについて、介護事務として働いている女性にインタビューしました。
介護事務の仕事について理解を深めるために、現場の声をぜひ参考にしてください。
介護事務を行う30代女性Cさんへのインタビュー
Q.介護事務ではどのような仕事をするのでしょうか?
一日の主な仕事の流れを教えてください。
A.私は介護事務だけでなく医療事務の資格もあるため、特別養護老人ホームで、医療・介護事務の仕事をしています。
主な業務は介護保険・医療保険の請求ですが、このほかにも面会に来られたご家族の対応なども行います。
一日の流れはまず8時30分に出勤をして仕事の準備をし、職員が参加するミーティングで伝達事項をなどを確認します。
その後、基本的にはお昼の休憩を挟んで、夕方まで事務作業を行います。
ただし、この間に面接に来られる方があれば、館内の案内などの対応をするのも私の業務です。
ご家族の方がこの施設なら安心して預けられると感じていただけるように、心を込めて対応するようすることが大切だと感じています。
保健報酬の請求業務は締め日、提出日などが決まっているので、その日に合わせて毎月、準備を進めていきます。
このため請求日前の月末から月初は、ふだんよりも忙しくなりますが、医療事務の腕のふるいどころだと思い、頑張っています。
また、早め早めに処理をして、パソコンの故障など何らかのトラブルが合っても期日までに書類が提出できるように心がけています。
Q.介護事務の仕事を続けておられますが、実際に働いてみてどのような感想をお持ちですか?
A.事業所の大切なお金を管理する仕事なので、緊張感をもって仕事を行っています。
ミスがないように心がけていますが、万が一ミスがあったときも、迅速に訂正し対応できる冷静さも大切です。
介護事務はデスクワークが主な仕事なので、直接介護をすることはないのですが、施設内を散歩している利用者さんや何かのイベントがあったときなど、高齢者の方とふれあう機会はたくさんありますから、それが楽しみですね。
Q.介護事務を目指す人に、何かメッセージをお願いします。
A.介護事務は直接、利用者さんの介護は行いませんが、介護施設や事業所にとって、なくてはならない存在です。
地味な仕事ですが大切なお金を預かる仕事なので、やりがいがあります。
資格も比較的簡単にとれますから、介護の仕事に興味のある人は、介護事務の資格を取得されてはいかがでしょうか?
介護職として働くことで介護についての理解が深まりますし、就職にも有利です。
これまで介護職をしていたけれど体力的にきつくなってきたという方など、長く介護職で働きたい人におすすめの資格です。